2月のオススメされた本「陽だまりの彼女」

 

2020年の目標の一つ。人からオススメされた本を月に一冊読む。もともと読書は好きだったのだが、ふと本棚に目を向けると「〇〇の殺人」「〇〇殺人事件」とミステリーばかり。そこで新たなジャンルを開拓しようということで、2月からの目標にしてみた。

記念すべき一冊目は「陽だまりの彼女」。この本をオススメしてくれたのは、凄くたくさんの本を読んでいる友人。文章が優しくて素敵だよとのこと。でも、途中までしか読んでないらしい。おい、そんなのありなのかよってツッコミたかったけど、とりあえず今月はこれで行ってみる。

あらすじ

幼馴染みと十年ぶりに再会した僕。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。でも彼女、僕には計り知れない過去を抱えているようで──その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる! 誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさも、すべてつまった完全無欠の恋愛小説。(新潮文庫「陽だまりの彼女」より引用)

感想

一つ一つの文章が、凄く素敵。前半部分の平均気温17度。小春日和のような温かく優しい文章が、とても読みごこちがいい。使われているのは、決して難しくない簡単な言葉なんだけと、そのつながりがとても丁寧で伝わりやすい。タイトルの言葉を借りるならば、陽だまりの中にいるような気分になれる一冊だった。

でも、結末は個人的にちょっとついていけなかった。急展開に置いてきぼりを食らった感じ。ラブストーリー→ミステリー(?)→ファンタジーと展開が進んでいくのだけど、割合が9:0.5:0.5くらい。(正確には後2要素はもっと少ない。)もちろんラブストーリーの部分にも伏線が散りばめられていたので、まったく関係ない結末って訳ではなく納得も出来たんだけど、んー。こうくるか・・ってのが正直な感想。

要は読書って経験だなと。ファンタジーに対する経験が浅かったので、結末の受容力が、私にはまだ備わっていなかった。多分、柔軟な受容力と感受性が備わっている人は、この結末についていけるのかなと感じた。

この本、浩介視点で書かれているから、初回は浩介視点で読んでいたのだけど、真緒視点で読んでみるとまた違った感じ方が出来るのではないかとも思ったので機会があればもう一度読み返してみたい。

結末にはついていけなかったけど、言葉や文章がとても素敵な一冊だった。紹介ありがとうでした。

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